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ぽんぽこブログおれ日記 シーズン3

東京暮らしも2年目に突入。忍び寄る40歳の壁に焦りながらも「まだいける!!!」と山にロードバイクに頑張る38歳。

2015 秋山山行 悪沢岳&赤石岳 其の2

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2015 秋山山行 悪沢岳&赤石岳 其の2

静岡駅近くのオリックスレンタカーに向かう。正直レンタカーだと非常に高くつく。4日間借りることになるんだが明日、明後日と駐車場で寝かすことになる。もったいないんだがこの時期は静岡駅からのしずてつジャストラインのバスが走っていないのでやむを得ない。しかしまぁ南アルプス、特に南部の全般に言えることだがアクセスが非常に悪い。とにかく遠いのだ。交通網も貧弱だしマイカー規制もある。今回の山行も畑薙第二ダムから東海フォレストのバスに乗らないといけないんだがこれに乗るには山小屋に泊まらなければならないという条件が付く。テント泊ではだめらしい。そんな感じで実際の距離以上に遠く感じてしまう南アルプス南部だがよくよく調べてみるとこの東海フォレストのバスのシステムはこうだ。バスの料金として3000円払い「宿泊施設利用券」なるものをもらう。それを山小屋の受付時に見せると宿泊代を相殺してくれる。で、山小屋での領収書を今度は帰りのバスに乗る際に見せる。そうすると今度はただでバスに乗せてくれるのである。要するにこのバスは山小屋に泊まる人用のリムジンバスみたいなもんだ。逆に山小屋に泊まらない人は乗せませんよというスタンスである。まぁ今回は小屋泊まりなので僕的にはまったく問題ないし逆にこういうシステムでいいと思う。登山道を整備したり山小屋をやりくりするのは膨大な金がかかるので一種の入山料だと思えばいい。払いたくなければ歩けばいいし歩きたくなければマウンテンバイクなりなんなりで走ればいい。方法はある。
レンタカーを借りいざ畑薙第2ダムに向け出陣。ナビがしょぼくていきなり道を間違える。暗くなる前にダムに着きたいのに市街地を一周してからの出陣だ。とはいえ出発時間は15時40分。バスだと所要時間は3時間。どっちにしろ到着時には日が暮れているんだが道が悪いというのがわかっているのですこしでも明るい時間に到着したい。







正規のルートにやっとこさ合流。静岡の街をダムに向け走る。静岡の街を車で走るのは初めてなんだがちょろっと走っただけで市街地は途切れ田舎の風景に変わる。初めから都会のイメージはなかったけどまぁその辺のその他多数の地方都市って感じである。行きも帰りも渋滞にはまったらどうしようと思ってたけどその心配は杞憂であった。








今回の相方。ダイハツムーヴである。途中、食糧調達で立ち寄ったコンビニの駐車場にて撮影。









 





暫し安倍街道を走り、件の県道189号に突入。
















確かに狭いしくねくねしてる。











 







正直走りやすい道ではないが先日の栗原川林道と比べれば全然ましである。










 





ガスが出てきた。写真は随分と明かるけど実際にはもっと薄暗くガスも濃い。











 




延々と急坂の山道が続く。


















対向車が全く来ない。写真では先行する車が写ってるけど走る車は非常に少ない。













途中でロードで旅する若者を見かけた。一生懸命坂を登ってたけどもう少しで延々と下りが続く楽しい道になる。頑張れ!!!と思うもすでに周囲は暗くなり始めている。ぶっちゃけ気味の悪い道なのでとっぷり日が暮れる前に麓まで下りた方がいい。ま、距離を考えたら無理だろうな。
県道189号線を抜け県道60号に突入。いったん山道を下り井川湖に到着。時間がないのでスルーする。











とっぷり日も暮れた18時過ぎ、ダムの駐車場らしきところに到着。しかし満車らしくロープが張られ入れない。周囲には路肩に停めてる車もいる。ぶっちゃけ登山基地みたいな大駐車場みたいなのを想像してたんだが周囲は真っ暗で車の中に人がいるのかどうかもよくわからん。正直不気味だ。ここで道が終わるのかと思ったらまだ先へと続いているのでとりあえず行けるとこまで行ってみる。するとダムの堰堤にたどり着いた。広くなっていて車も数台停まっているので「ここがバス停か???」と思い車を止める。しかしバス停らしきものはない。「なんじゃこりゃ???」地図で見ると確かにここが畑薙第2ダムであるんだがそれっぽい雰囲気がないのである。「う~む、よくわからん。」  
先ほど通過した満車の駐車場はこの畑薙第2ダムからだいぶ離れている。人に聞こうにも車の姿こそあれまったく人が外に出ていない。地図を見ると堰堤を渡ってさらに進むとゲートがある模様。そこまで進んでみることにした。真っ暗な道を心細い気持ちで進む。走ること数分、ゲートまでやってきた。しかし・・・ここも車は止まっているけど車内は真っ暗。皆さんすでに登っているのかはたまた寝ているのかさっぱり判断がつかん。1台分のあいスペースがあったのでそこに車を停めひとまず夕食を食べる。その後車外を歩くもバス停らしきものは全く見当たらない。「ここでいいの???」まぁ車が停まってるからどうにかしてバスに乗れるんだろうがどこで待ってたらいいのかさっぱりわからん。とりあえず今日はここで泊まろうかとも思ったがここにはトイレも何もなく「う〇こしたくなったらどうすりゃいいのだ???」
ここはケータイもWi-Fiも圏外だ。この情報化時代になんとも困った状況である。不安で仕方がないのでもう一度地図を開き考える。すると堰堤を渡ったところに駐車場があってそこにはトイレがあるようだ。しかも公衆電話もあるらしい。ということで再び移動。堰堤を渡ったところの駐車場には確かにトイレと公衆電話があった。車もそれなりに停まっている。ひとまず車を停め東海フォレストのバス停を探す。しかしやっぱりない。バス停は発見したのだがそれはしずてつジャストラインのバス停であった。つーかしずてつジャストラインのバスがここに停まるのならそこから乗り継ぐ人が必ずいるんだからここから東海フォレストのバスに乗れなければおかしい。もうどうにもわからんので電話で聞いてみようと公衆電話に向かった。しかし・・・
「なんじゃこりゃ~!!!」
なんと電話はテレホンカード専用であった。おいおいどういうことよ???今時テレカ持ち歩いてる奴なんかおらんだろ。その証拠に電気が明々とともるその電話はクモの巣だらけでその巣にに引っかかったおびただしい数の虫で地獄絵図のようになっていた。どうにもこうにもならんのでこうなりゃだれか人に聞くしかないと車外に出るも外に出てる人は皆無。う~む、困った・・・。しかし堰堤の手前で車を停めた時になんかランタンが灯ってたんで誰かいるかもしれんと真っ暗闇の堰堤を渡って対岸に到着。ランタンに近づくとバーベキューをやってる人たちがいた。「助かった~」と東海フォレストのバス停はどこですかと聞いてみた。すると「ここより手前に大きな駐車場があったと思うんだけどそこから出るよ。」と教えてくれた。「マジでかぁ~」と頭を抱えるも「でも満車だからダムサイトに車を停めるように張り紙に書いてあった。」とのこと。その人の話では確かにバス停は手前の駐車場のところなんだが朝一で椹島から偵察のバスが来るという。どれくらいダムサイトに停めてるお客がいるのかを把握しに来るらしい。それをつかまえて話をすればここで乗せてくれるだろうという。道端にザックを出しときなと言われ一安心。おぉ~助かった。そのついでにいろいろ話をした。その人たちから「どこに登るの?」と聞かれ「明日千枚小屋まで登って明後日悪沢岳と赤石岳に登って明々後日下山します。」というと「おぉ~すごいね。」と驚かれた。「へ???」僕的にはここに来てる人たちって大概このパターンか聖岳かと思っていた。どちらも二泊三日コースかと思っていたのでこの人たちはどこに登るんだろうと「明日はどちらに登られるんですか???」と聞くと「いやいや僕たち釣りの人だから。」とおっしゃられる。いや~登山の人だけじゃないんだな。そしてこの釣りの人がすごい情報を教えてくれた。「今椹島に百名山一筆書きの田中陽希が泊まってるよ。」  「うひょ~マジでか!?」あの憧れの陽希が椹島いる。ということは明日の朝、バスの中から陽希の姿を拝むことができる。あの陽希とすれ違うのだ。これにはめちゃくちゃテンションが上がった。バスも乗れる。陽希にも会える。意気揚々と堰堤を渡り自分の車へと戻っていった。自分の車に戻ると僕の隣に車が停まった。見ると広島ナンバーである。「おぉ~広島か。」 
とりあえず僕も広島出身とかいうのは置いといて話しかけてみる。バスの乗り場のことを知ってるか聞いてみたんだけどその人たちは「この下の駐車場のところからバスが出る。そこまで下りないと乗れないから明日は早めにそこへと向かう。」とのこと。なんか当たり前のようにおっしゃるので先ほど聞いた話に確信が持てなくなってしまった。親切に教えていただいた情報であるが未確認の情報である。余計な事を言ってもしここから乗れなかったりなんかしたら大ヒンシュクである。まぁあの駐車場まで行くとおっしゃるのだから余計なことは言わずお任せしよう。この広島からおじさんたちは3人パーティー。その後早々に車の後ろにテントを設営し一杯やったあとすぐ寝てしまった。僕の方も次の日にそなえしばし遅れて寝ることにした。

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