12時05分、網走に到着。乗り継ぐ遠軽行きは12時10分発。5分しかないのでまずは遠軽行きの車内で席を確保しその後改札にダッシュ。切符に下車印を押してもらう。その後弁当を買うべくキオスクに向かうもお菓子とかお土産くらいしか売っていない。駅の外にローソンかなんかがあった気がするけど列車に置いてけぼりをくらうとえらいことになるのでここは我慢して列車に戻った。
遠軽行き・・・と言いつつも遠軽で列車番号を変えそのまま旭川行きとなる。
快速しれとこは回送列車となり出発していった。
12時10分、列車はひとまず遠軽に向け出発。昼めしは1時間後に到着する北見までおあずけだ。
先ほどの「元」快速しれとこ。こんなところに停まっていた。
美幌を過ぎたあたりから青空が顔をのぞかせる。
昔はこの区間を乗車するのは大概夜。夜行のオホーツクに乗ってる場合ばかりだったので明るいうちにこの路線を乗ることはほんとに少なかった。でもこの数年、毎年のように乗っているのでなんか慣れてしまった。とはいえこれから向かう金華から常紋トンネルあたりにさしかかるとなんかわくわくする。2429Dの旅でいうと落合から新狩勝トンネルあたりにさしかかる感じと同じような気分になる。
緋牛内あたり。青空だけでなく太陽まで顔を出す。
一気に晴れ渡り改めて清里町あたりの突然の大雪はなんだったのかって思う。
雲はあるとはいえ冬晴れだ。気持ちがいい。
13時16分、北見に到着。8分間の停車時間を利用して昼飯を買いに改札を出た。ついでに酒も買おっかなーと思ったがそこは遠軽まで我慢することにした。
北見を出て相内付近に来るとにわかに空が雪雲に覆われた。力強い太陽の光も間もなく雲に隠されてしまった。いや~今日は天気が急変するなぁ。
13時52分、列車は瑠辺蘂に到着。天気は一気に回復しどかっ晴れの青空が広がる。
7分間停車するので列車を降りて駅舎へと向かう。切符に下車印を押してもらった。
いや~いいよね、キハ40。このままいつまでも走り続けてほしい。
下りの特急オホーツク3号と行き違い列車は瑠辺蘂を出発。その後西瑠辺蘂に停まりお次は・・・
金華に到着。
金華駅・・・僕の大好きな駅である。この先に常紋トンネルを控えなんつーかうまく言えんがいろいろ感じるところがある。
あの常紋トンネルである。いろいろあったからこのような追悼碑も建っている。
その金華駅がこの春のダイヤ改正を機に廃止される。
JR北海道は廃線だけでなく廃駅も進めている。そしてこの金華駅も廃止される。
来年訪れる時にはもうこの駅はなくなってしまっている。寂しい。寂しすぎる。
8分間の停車時間を使って最後の金華駅を堪能する。ほんとにこれが最後だ。一昨年は江差駅にお別れを言いに行ったけど歴史ある鉄道路線や駅がなくなっていくのはほんとに寂しい。
出発時間が近づき車内に戻る。あー終わったな。繰り返しになるが来年来た時にはここはもう駅ではない。列車交換の設備はあるので信号場として残るかもしれんがここではもうひとの乗り降りはなくなる。なんだかね・・・。
そして列車は動き出した。さようなら!!!金華駅。
※翌年はこうなりました→
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列車はエンジンを轟かせ常紋越えへと臨む。
速度は時速20キロ。車体を震わせながら列車はゆっくりゆっくり登っていく。
空は青い。が、この峠の歴史を考えると明るいイメージはない。
不気味というかなんというか。その昔、ここの信号場に勤務するのを国鉄の職員さんはみんな嫌がったらしい。
スノーシェルター。
そして常紋トンネルに突入。逆かぶりつきなのでこうなる。
そして抜けた。
重力に任せて常紋峠を駆け
下り列車は安国に到着。途中で通過する生野駅を毎回探すけどいつもわからない。今度はちゃんと調べてからこよう。
あれなんだろうね?炭鉱かなんかの跡だろうか???
列車は走り進行方向右手に瞰望岩が見えると・・・
14時53分、終点の遠軽に到着。終点とはいえこの列車がそのまま16時12分発の旭川行きへとなる。なので荷物は座席に置いたまま下車。まぁだーれも汚いザックなんか盗まんだろ。
跨線橋から。国鉄時代からのいい味を出している駅。
跨線橋を渡り改札に向かう。この停車時間を利用してやらねばならんことがあるのだ。というわけで下車印を押してもらいある場所へと向かった。