グレトラ２の最終回となる第6集を見た。とても楽しみしていたので２１時までに風呂にも入りビールを用意してテレビの前に陣取る。いつもは「のどごし生」なんだが今日は正真正銘のビール。しかもえびすである。ちょっと贅沢をしてみた。
放送を見つつ思ったのが「三瓶山、行ってみようかな。」
三瓶山は広島の実家から近い・・・というわけではないんだがそれでも昔から名前だけは知っていた。高校に入学した時のオリエンテーション合宿でこの山に登る予定があったのだが雨が降って中止となった。またこの山は列車の名前にもなっていた。米子と小倉を結んでいた急行さんべである。僕は北九州大学（今は名前が変わって北九州市立大学）に行きたかったんだがもしここに行くことになったらさんべで浜田か江津まで帰って来てそこからバスで家に帰ろうとか考えていた。新幹線じゃまったく旅情もくそもあったもんじゃないと高校生のころから思っていた。ちなみに鉄ちゃんだったので受験の時も普通じゃないルートで試験を受けに行っている。名古屋の僕の母校を受けに行ったときは新幹線で往復じゃつまらんので新幹線を姫路で降りそこから在来線で鶴橋まで行きそこから近鉄アーバンライナーで名古屋まで行った。当時アーバンライナーは鶴橋を出ると名古屋までノンストップであった。ちなみに姫路から新快速で大阪に向かう途中では震災から１年余りたった阪神間の街を通過。仮設住宅や屋根にかけられたブルーシートの光景が今でも記憶に残っている。
話を山に戻すと僕が広島に住んでた時、まったく山には興味がなかったけどこの三瓶山、大山、蒜山の３座の名前は知っていた。どれも列車の愛称にもなっていた。（ちなみにひるぜんはとっくの昔になくなっていてリアルタイムでは見たことがない。）
山をやるようになっても蒜山も三瓶山も百名山ではなかったために正直僕の眼中にはなかったんだがグレトラを見て登ってみようと思った。関西に戻れば蒜山は週末でいけるし、広島に帰省したついで三瓶に登るなら（いや三瓶に登るついでに広島に帰省か？）３連休の時にでも行こうと思えば行ける。正直、学校の遠足の時に登った宮島の弥山や牛頭山を除けば大山以外の中国地方の山に登ったことがない。蒜山と三瓶山くらいは登っておきたいなぁ。
話をグレトラに戻す。年内のゴールを目指していた陽希。シルバーウェークに南アルプスですれ違った時（バスで）、この時期にこんなところにいて年内にゴールできるんだろうかと思っていたけどやっぱり年内のゴールは無理だった・・・とか言いつつもゴールは元旦。急げば間に合ってたな。三瓶に登るときに年内ゴールにこだわらずに旅を楽しむことにした。僕はそれでよかったと思う。予定をこなすだけの山行ではやってる陽希自身も焦ってばっかで全然楽しくないだろう。別に競争じゃないんだから体力的にも精神的にもゆとりを持って臨んだ方がいい。
ところで僕は今百名山をやってる途中で、それ以外の山に遠征して登ろうという考えが全然ない。なのでこの放送でも名前しか知らない山がいろいろ出てきた。英彦山は三彦山の１つで日田彦山線の「彦山」の部分である。大崩山はあんなにやばい山だなんて全く知らず映像を見てびっくりした。普賢岳はもちろん知ってたけど海から見るとあんなに利尻山に似てるのも初めて知った。つーか僕もカヤックやりたいんだよね～。大学生のころからずっと言ってるけどいまだに実現していない。まぁやり始めたとしてそれで海峡を渡ろうなんてことは全く考えてないけど・・・。
市房山は名前だけ知ってた。由布岳は昔NHKの朝ドラ（風のハルカ）でよ～く見ていた。高千穂の峰は韓国岳を登るためにえびの高原から高千穂河原まで縦走した時に登る予定だったけど時間が無くなってやめてしまった。
そして陽希は最後の二百名山、桜島に到着。現役バリバリの活火山のため最高峰の御岳は当然登山禁止。なので今行ける一番高いところの湯之平展望台で無事に百名山を完登した。この辺の扱いは百名山の浅間山と同じである。
その後、ゴールである佐多岬に向かう。佐多岬・・・僕にとっても思い出深い場所である。１５歳の春休みに初めて一人旅をしたときに訪れた場所であり大学を卒業するときに宗谷岬から日本を縦断した時のゴールがここ佐多岬であった。懐かしいその景色を映像で見ながら「あ～終わっちゃったなー」としみじみ思った。しかし前回のグレトラのことがあるので前回の利尻山の時のような喪失感までは感じなかった。多分この後特番があってそのあと15minもやるのだろう。そう思うと寂しさよりも「さぁ次は第２ステージだ。」というワクワク感が勝ってきた。すると番組の最後にさっそく2月２３日に「ゴール達成スペシャル」の告知が。そらきた！！！さらにネットで調べると２月１０日からグレトラの15minの再放送が始まりそして４月４日からはグレトラ２の15minが始まることが判明。よっしゃ～！！！今年もグレトラで楽しませてもらえそうだ。
ところで今回の２の最終回にあたって思うことがある。ももクロさんのことである。前回の間寛平＆眞鍋かおりコンビから司会を引き継がれたわけだが、このキャスティングに違和感ありまくり・・・というか「なんでこの人らなの？？？」という大魔神のフォーク並みの落差にずっこけてしまった。「絶対山のこととか知らんやろ」とか考えながら見ちゃうとコメントがいちいち嘘くさいというかかみ合わないというか「もぉ～わかって言ってんの？？？」とか思いながら見ていた。バランスを取るために田部井さんをつけたんだろうけど田部井さんも正直微妙な感じだったんじゃなかろうかと思う。でも約８か月で６回も回を重ねるとその辺のことにも慣れた。もう一緒に旅をしている仲間というか。とりあえず陽希にはおめでとう！！！ももクロさんにはお疲れさん！！！田部井さんにはお疲れさまでした、と言いたい。
２０１５年はこの番組に楽しませていただきました。２０１６年も引き続き楽しませていただきたいと思います。お疲れ！！！陽希～！！！