シルバーウィークに南アルプスに行ってきた。悪沢岳と赤石岳だ。これを登ればこれまで登った百名山が８０座の大台にのる。いったいどうなったのやら・・・。
静岡までは東海道線で行くことにした。一番効率がいいのは田町からレンタカーだと思うんだが如何せん大型連休中である。行きはいいとして帰りが問題だった。へろへろの状態で下山して帰りの高速が渋滞３０キロだの４０キロだのってのはあまりに過酷すぎる。連休最終日の２３日はブラック企業らしく出勤日だ。深夜にぼろきれみたいになって帰宅して翌朝仕事というのは正直きつい。若いころは連休を骨の髄まで楽しむために夜行で帰ってそのまま出勤とかしてたんだけどね。僕も年をとったな。ちなみに其の２３日は僕の３８回目の誕生日である。世間が連休を楽しんでるというのに僕は仕事。しかもその日は誕生日。悲しすぎるわ・・・。
高速バスで往復するというのも考えたけどやはり帰りの渋滞が嫌だったのと予約した便に意地でも間に合わせなきゃならんという変なプレッシャーを嫌ってやめた。電車ならそういうのとは無縁だ。
９月１９日、１１時半前に慌てて家を飛び出した。毎度のことなんだが余裕をもって行動するということができない。大汗をかきながら田町の駅へとダッシュ。山手線で品川へ向かう。品川で東海道線に乗り換え。乗り換え時間を利用して弁当を買おうとしたけどレジが大混雑。どうにもこうにもできないので泣く泣く東海道線のホームへと向かった。１１時５６分発の熱海行きに乗り込む。今回もグリーン車に乗ったんだが２人掛けの両方が空いている席がない。荷物が大きいのでゆったり座りたかったんだがやむを得ない。通路側の空いている席に相席する。すると窓側に座ってた人が「次で降りますからどうぞ。」と窓側を譲ってくれた。そして隣側に座ることなく車両を出て行った。気をつかわせちゃったな。川崎まで１５分くらいかかるかなぁ。ほんとすんません。 でもその心遣いに感謝感謝である。
横浜くらいまでは車窓からの景色を楽しんでいたがそこから先は今日のこれからの予定を考える。今回の山行もあまり詳しく計画を立てていない。今日は畑薙第２ダムまで向かうんだがそこに向かう道順もよくわかっていない。ただネットで落石がよく起こる険しい山道ということは把握していた。iPadで調べてみると静岡駅から畑薙第２ダムへ行くには県道２７号線と１８９号線の二通りのルートがある。よく落石が起こるのは県道２７号線のようなので１８９号線経由で行くことにする。とはいえこちらの道も細い山道が延々と続き決して走りやすい道ではないという。先月の栗原川林道の強烈なインパクトが頭に残っているので正直不安だ。
小田原を過ぎると車窓には太平洋が姿を現す。












 





根府川あたりまで来ると太平洋の雄大な景色が広がる。この景色を初めて見た時にはほんとにびっくりした。それまで何度もこの区間は行き来していたんだが如何せんそれは深夜に通過するムーンライトながらでのこと。真っ暗で外が見えないのでこんなところを走っているなんて全然知らなかったので昼間に初めてここを通った時には「おぉすげー！！！」と感動したもんだ。

 



というわけで１３時３６分、熱海に到着。















 


伊豆急から乗り入れてきた８０００系が停車中。どう見てもJRの車両に見えないこの列車を初めて見た時には「なんじゃこりゃ～！！！」とびっくりしたもんだ。ちなみにこの8000系、もともとは東急の車両らしい。









品川駅で弁当を買いそびれたのでここでの乗り換え時間を利用して昼飯を求め外に出る。駅前にマックを発見したので迷わず入る。時間はないんだが店内で食べる。そうこうしてるうちに時刻は１３時５2分。こりゃまずい！発車３分前である。大急ぎで駅に戻る。













猛ダッシュでホームに駆け上がる。ぶひぃ～何とか間に合った。














島田行きの列車は静岡目指して西へ西へとひた走る。あの沖に見える島、なんだろか？？？って調べてみたら初島って島だった。初島・・・知らんなぁ。








 





１５時０９分、静岡に到着。向かいのホームでは列車の増結作業中。こういうのは年末の富良野で見て以来だな。鉄ちゃん的にはこれは見届けなければならない。








 





というわけで静岡にやってきた。