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ぽんぽこブログおれ日記 シーズン3

東京暮らしも2年目に突入。忍び寄る40歳の壁に焦りながらも「まだいける!!!」と山にロードバイクに頑張る38歳。

2015 秋山山行 南アルプス 悪沢岳&赤石岳 其の11

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2015 秋山山行 南アルプス 悪沢岳&赤石岳 其の11

9月22日。今日は一気に椹島まで下る。14時の最終バスに意地でも間に合わねばならん。逆浦島現象でなかなか朝にならんので起きることにした。時刻は4時。早くスタートすれば10時半のバスに間に合うかもしれん。人で埋め尽くされた寝床を踏まないように注意して出口へ。山積みになって奥の方に追いやられた自分のザックを掘り出して外に出る。
外に出ると満天の星空。
しかしまぁめちゃくちゃ寒い。2階から外の階段で下に降り朝食のカップヌードルをもって小屋の中へ。中では皆さん朝食中。ストーブが暖かい。ストーブにかかったやかんのお湯をいただきカップヌードルでパワーを注入。汁まで飲み干し体もぽかぽか。で、外に出る。
明けゆく空ではあるけどもまだまだ満天の星空である。これを眺めながら出発の準備をする。
で、4時45分。椹島に向け出陣。まだ寝てる体でいきなりの登り。大した登りではないけど温まってない体では一気に心拍数が上がる。

おっ、富士山。右手には小屋の明かりが煌々と。
歩くこと数分で赤石岳山頂。 


















フラッシュ!!!今回の山行は計画段階からちょっとビビってた。いや~遠かったよ、赤石岳。また逢う日まで。











 



赤石岳の山名標と富士山のシルエット。













昨日からずっと富士山と一緒だな。
 小赤石岳方面を望む。写ってないけどこちらに向かってくるヘッドライトが見えた。ご来光を山頂でって人達だろう。

雲海の向こうに富士山。
 いや~さすがの存在感。
 
きれいなんで何枚も撮ってしまう。











 歩いては止ってを繰り返す。全然前に進まない。
 
ご来光を待つ人々。
 肉眼ではこんな感じ。
 
気づけばこれだけ明るくなった。10分以上ほとんど動いていない。

尾根の反対側。

だんだんオレンジが力強くなってくる。
  
 赤石小屋を眼下に望む。まずはあそこまで下らにゃならんのか。











おっ!!!太陽が見えてきた。
出たぁ~!!!
どんどん昇ってくる。
 ライジング・サンですな。
 ゴースト出まくり。

朝日に浴びた赤石岳。雄大な景色だ。

 雨男的にはなかなかこういう景色に巡り合えない。今回は最高の山行になった。
最高の夜明けだ。
 しかし時刻は5時45分。ここは大倉尾根への分岐。コースタイム15分のところをすでに1時間もかけてるではないか!!!しかもなんだか体の調子はよろしくない。とっても体が重いのだ。
せっかく暗いうちから出発したのに余裕でそのアドバンテージを使い果たした。10時半のバスなんてちゃんちゃらおかしいわ。正直こんなところで1時間も浪費するとは思ってもなかったので若干焦りながら下り始める。14時半の最終バスに間に合うか???いや、間に合わさねばならん!!!












 
 
 こんな時間にもう登ってくる人がいる。赤石小屋からだろうか。












 



調子は上がらんし後ろからはバンバン追い抜かれるしこんなんでちゃんと下れるんだろうかとブルーになってきたところでこんなところも出てくる。まぁ問題なく通過できたけど。











後ろを振り返ればどかっ晴れの赤石岳。ちょっとだけ気も晴れた。

というわけでここは富士見平。時刻は7時25分。大倉尾根の分岐からはコースタイムで歩けてる。全然ダメかと思ってたけど最低のラインはキープできてる模様。

天上散歩ですな。ちょっとだけ気持ちにゆとりが生まれると周りの景色も見れた。

高度を下げて樹林の中に入ってしまえばこんな景色も見れなくなる。そろそろ見納めか・・・。
  樹林に突入。岩岩の歩きにくい道。
















展望はなくなった。















 



で、赤石小屋に到着。時刻は7時55分。きっちりコースタイム通り。ここのトイレで朝の生理現象解消タイム。













 
 
 で、再び歩き始める。容赦なく後ろからバンバン追い抜かれる。自覚はしてるんだが下りは苦手だ。しかしそんなに遅いのかなぁ~。一生懸命歩いてはいるんだが。












しばらくすると滑りやすい急坂に。


















歩きにくくてペースがガタ落ち。

















下りは苦手だ・・・。写真じゃ伝わらんが結構な下り坂。何気に滑りやすい。

















けっこう厳しいなぁ~と下って行くとそこには歩荷返しの文字が。いや~納得だ。歩荷さんが追い返されるような急坂だもの。僕ごときがホイホイ下れる代物ではない。












出発から4時間余り。まともに歩き始めてから3時間余り。ちょっと疲れてきた。
















その後も急坂が続く。下っても下っても・・・


















椹島はまだ遥か・・・。


















何度も言うけど下りはほんとに苦手。数えきれないほどに、情けなくなるほどにバンバン追い抜かれる。











 
 
 
 
そしてちぎられる。


















時間でいうとそろそろ下界なんだよなーと思いながらつづら折れ急坂を下って行く。















大倉尾根の分岐から下り始めて5時間。やっとこさ林道の姿が・・・。
















ぶひぃ~長かったよー。もうヘロヘロじゃ。

















11時50分。やっとこさ椹島のロッジまで戻ってきた。

















コースタイムは6時間。所要時間は7時間5分。大倉尾根からの時間でいえばコースタイムは5時間45分。で、所要時間は6時間5分。う~む、それでもコースタイムをはみ出してんな。どうにかならんかな・・・。








ロッジの前ではバスの受付をやっていた。ラッキーなことに今日は臨時が出ていて次の便は12時半らしい。おぉ~1時間半もうけたぞ。これは大きい。ひとっ風呂入る時間もできそうだ。
待ち時間でうまいものでも食おうとロッジに入る。いろいろあったけどかき揚げ丼に決めた。この3日間粗食が続いてたからがっつりしたものを食べたかった。で、ペロッと平らげる。めちゃくちゃうまかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そしてお迎えがやってきた。














バスに乗り込む。ザックは膝の上。江戸時代の拷問みたいな感じでバスは出発した。行きと同様栗原川林道並みにあれたダートでよく揺れる。しかしホッとした。無事に悪沢岳と赤石岳に登頂できた。そして無事に椹島まで下りてきて今こうして帰りのバスに乗っている。いやー幸せな時間だった。
そしてバスはなぎ畑第一ダムまで戻ってきた。
 
 
 
 
 
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