時間は押しているんだがせっかくなので小休憩を。薬師岳方面。いいねぇ。
水晶岳方面。どかっ晴れである。
そして出発。左手に水晶、鷲羽を眺めながらの贅沢すぎる山行である。
はるか先には重なる山、山、山・・・。
雲の向こうに見えるあの山はなんだろか???乗鞍???
よぉ~し、行くぞ。
いやー雄大。ほんとに今日は最高だ。
雪渓が現れた。この辺からカメラのレンズに水滴みたいなの着いちゃって画像がにじむ。これに気付いたのは黒部五郎の肩。なのでしばらくこういうのが時折現れる。
こっち側にも雪渓。
8時57分、赤木岳のピーク横。コースタイムは30分。コースタイムよりもかかってます・・・。
景色は変わるが背景の山は変わらない。今日はしばらくこの素晴らしい山々を見ながら歩く。
おっ、もしやあのピークが黒部五郎???
なんて甘いことはなかった。さらに先にピークがあってそのまた先のあのでかい山が目指す黒部五郎であった。
コルまで下りて再び登り返す。
いやー目指す頂はまだ遠いな~。
すれ違う人たちと「今日は最高ですね~。」なんて会話を繰り返す。ほんとに最高なのでどうにもこうにも繰り返す。
ところで僕が追い抜いた人とその後抜きつ抜かれつしながら歩いたんだがその人は今回の山行が今年初めての山らしい。「いやーバテます」って言いながら歩いてるけど経験がなせる業だな。僕もできんことはないだろうけどせめて高尾山とか近所の山で足慣らしはしておきたい。
天気がいいのはいいんだがこの強烈な日差しが僕の体力を奪っていく。強力なウルトラバイオレットはも焼け止めをものともせずに僕の肌を焼いていく。
今日は一日水晶岳とともに歩く感じか???
そして黒部五郎岳登場。うへ~あれを登らにゃならんのか・・・。
でっけーな・・・。
この陽気で今日はめちゃくちゃ暑い。アップダウンを繰り返し少々疲れてきたぞ。
ハイドレーションのお茶がなくなるのも時間の問題だ。
しつこいくらいに水晶岳。もう何十枚と撮ってる。
歩いても歩いてもなかなか近づかない。
あれを登るのかぁ~。どう見たってきつそうだ。
そして登りにかかる。左手には相変わらず水晶岳・・・。
ぶひ~。きついわ~。
と、ここでハイドレーションのお茶が尽きた。ザックの中から水筒を取出しハイドレーションに水を移す。前回の鳳凰三山の反省を生かして今回はちゃんと予備の水を持ってきた。ちなみにこれはその時に後ろを振り返って撮った画だ。登ってるねぇ~。レンズが汚れてて大そうモヤってますが・・・。
よし、行くか。水を移してる感に今年初登山の人に追い抜かれた。
空に向かって登ってるみたいだ。
高いなぁ~。
ガレガレの道を行く。もう少しだ。
やっとこさ登りきったー!!!って思ったらそこは五郎の肩。そういやそうだったな。ここからひと登りあるんだった・・・。
あの頂がほんとのゴールだ。
山頂を踏んだ後、あっち方向へ歩いてカールに下りる。
肩にザックをデポし山頂へと登る。眼下にはかの有名な五郎のカール。
肩方面を振り返る。雄大だ。
そして・・・ついに黒部五郎岳の山頂に到着。いやーけっこう長かった。時刻は11時38分。所要時間は5時間半。コースタイム約5時間。30分押しである。写真で立ち止まることが多いうえに正直暑さと急登でばててしまった。まぁいつもの二日目病である。いやー今回もやっちまった。それでも文字通り雲の上の存在だった黒部五郎岳に登頂。76座目の百名山である。
カールを見下ろす。と、ガスが上がってきた。
湧き上がってくるねぇ。肩からここに上がってくる途中にすれ違った人が「さっきまで槍が見えてたんだけどねぇ。ガスが出てきて見えなくなっちゃった」って言ってた。
うひゃ~。これで雨とか雷は勘弁よ。
ガスの向こうにお山が見える。あれはどこだ???
水晶、鷲羽方面。ガスが湧いてるけど視界はクリアである。
とか言ってたらガスがかかってきた。いやぁぁぁ~ガスらんとってー。
というわけで肩へと再び戻った。