11時14分下界を目指し山頂を出発。その途中で行く時に撮り忘れた剣を撮影。
予想はしてたけど登りよりも下りの方が少々厄介。まぁ危険であったり高度感を感じるところはないけども。
登りも急だったので当たり前だけど下りも急である。
ひたすら高度を下げる。
えっさほいさと下って行く。
途中で後ろからの2人パーティーに追い抜かれる。この人たち、山頂で写真を撮ってもらった人たちである。飯を食ってたけど先に降り始めた僕らが追い抜かれた。まぁ下りは大の苦手なんでそれだけ遅いってことだ。
ということで下山。時刻は13時08分。往復4時間24分であった。コースタイムが5時間半だからトータルで見ればまずまずだけど下山はコースタイム2時間10分に対し1時間54分かかった。足場が悪く傾斜もきつかったけどこりゃほんとどうにかせにゃならんな。
駐車場で汗と雨でぐっしょり濡れた衣類を着替える。するとお父さんと小学生の親子が下りてきた。いや~すごいな。小学生であの足場の悪いところを登って下りてきたのか。まぁ結構いろんなところで見るけど僕も親子で山に行きたいもんだ。ちなみに上のチビとはこれまで百名山では伊吹山、乗鞍岳、美ヶ原、地元の山では六甲山、五月山、石切山・釣鐘山に行ったけど去年の横尾のキャンプ以来山には行っていない。今度帰った時は山じゃないけど生瀬の福知山線の廃線跡でも行ってみようかな。ヘッドライトとか渡せば喜んでついてくるかも。
荷物の整理を済ませいざ出発。帰りは僕が運転することにした。来るときの通った利根側ではなくここは意を決して追貝へと下る。
確かに荒れたダートではあるけども
利根側と比べて劇的に悪いという感じはしない。
まぁそれも落石を隅に寄せてくれたり色々整備してくれているから言えるわけであの落石がそのままだったらとてもじゃないけど車で通れるような道ではない。
整備はしてくれているとはいえこういう落石が日常的に落っこちてきているようで自分たちが通っているときにこういうのが落ちてきたらアウトだ。
おぉ~この素掘りのトンネル、ネットで見たぞ。
まぁシーズン中はいいけど来年の春にはこの道は落石で埋まってたりするんだろうな。
そう予感させる痕跡がそこら中にある。
いずれにせよ今回問題なく通行できたのはラッキーと考えた方がいいかもしれん。
ふぅ、やっとこさダートを越えた・・・
と思わせといて再びダートに突入。つーかまだまだ栗原川林道は許してくれない。「そんな甘くねーんだよ。なめんな!!!」と言われたような気分になる。
この道、夜間の走行はやめといた方がいいかもな。
というわけで今度こそほんとにダートが終了。
栗原川林道に別れを告げ追貝地区に突入。一般舗装路のなんとありがたいことよ。結局林道を抜けるのに1時間半くらいかかった。もうちょっと飛ばしてもよかったかもしれんが安全第一で亀並の速度で走った結果である。
そしてK籐の車を置いている道の駅白沢に向かう。ここで登山バッチを購入したんだが皇海山の登山バッチは売り場には出ておらずレジの人に「皇海山の登山バッチありますか???」と聞くとレジの後ろから出してくれた。つーかなぜ売り場に出さないんだろ???これを買いに来る人結構いると思うんだけどなぁ。
ひとっ風呂浴びて帰ろうと思ったけどK籐が遅くなるからこのまま帰るという。時刻は16時。僕も入らずこのまま帰ることにする。そしてK籐との別れ。やっぱりなんか切ないねぇ。これまでは泊まりの登山だったけど今回は日帰り。しかも昨日久々の再会を果たしてから23時間足らずでの別れである。お互い関西(今は東京だけど)と名古屋で離れて暮らしていて家族持ちである。なかなか会う機会も減るわな。仕事も忙しそうだし。
K籐を見送り、車を返すべく最終的な荷物の整理をする。すると・・・「どひゃ~!!!」なんかハイドレーションに入れてたお茶が漏れている。ありゃ~、荷物に潰されて蓋のとこから漏れたんかな???まぁ半分くらいは飲んでたからまだよかったけどこれが登る前だったら悲劇だったぞ。というわけで荷物をまとめて濡れたところをふきふきしてから沼田駅を目指す。まっすぐ行こうと思ったけど途中でかっぱ寿司を発見してしまい思わず入ってしまった。寿司は僕の大好物である。
予定外の早めの夕食を終え今度こそ沼田駅前のトヨタレンタカーで車を返却し沼田駅へ。2週連続で待合室で列車を待ち2週連続で同じ列車に乗った。今回は高崎から無事にグリーン車に乗ることができ快適な時間を過ごすことができた。しかし上野東京ライン、便利だな~。新橋まで乗り換えなし。できる前は上野がただの通過点になってなんか旅情っていうかそういうのがなくなって嫌だって思ったけどできてしまえばこれは便利だ。というわけで78座目の百名山、皇海山の旅が終わった。
今回の記録 獲得上昇高度・・・765m 獲得下降高度・・・745m 消費カロリー・・・2585kcal 今回はピストンなので理屈の上では上昇高度と下降高度が同じにならねばならんはずなんだがまぁ20mなら誤差の範疇だな。とりあえず無事に「関東最難関」の百名山に登れてよかった。