鳩待峠行きのバスに乗り込む。出発した時は席が空いてたけど次のバス停である駐車場からも多くの人たちが乗ってきた。マイカー規制がかかってるからこうなるのである。車内は満員になり乗れない人たちを積み残してバスは出発。乗れなかった人たちは乗り合いタクシーで鳩待峠に向かう模様。
ちなみにこれは鳩待峠の連絡所の駐車場の模様。奥の方にびっしり車が停まっている。ここに停められなかった人達が今乗ってきているのだ。
「さてどうしようかな~???」と考えていると・・・
バスは鳩待峠に到着していた。知らない間に寝てしまっていた。
このバスに乗ってきました。
尾瀬!!!
出発の準備をしながらどうするかを考える。至仏山に登る・・・これは決まっている。その後どうするか。今すぐ登り始めても下山は15時ごろになると思われる。そこから見晴に向かうとなると到着は17時半くらいになりそうだ。いくら日が長いとはいえ山登りで宿泊地に着くのがこの時間というのはなぁ。しかも翌日は休憩込みで9時間は見とかなければならない。しかも地図には「難路」と書かれているナデッ窪というところを登る。正直気が重い・・・。ということで鳩待山荘にこのルートのことを聞きに行った。すると、「急。とにかく急。場所に寄っちゃ四輪駆動(両手両足を導入)になっちゃうとこもあるね。」というお答えが。しかし「男で一人???それなら大丈夫でしょ。楽勝楽勝。」と笑顔で言われた。聞くところによると鎖場とか藪漕ぎとかそうところはなく普通に道はあるとのこと。ただひたすら急登が続くのでガイドに載ってる「上級」ってのは体力的なもんなんだろうとのこと。それを聞いて元気が湧いてきた。鎖が場連続するような滑落注意みたいな道ではなく且つちゃんと道もあるというのなら行けそうだ。登山歴11年。これまで75座の百名山を登ってきた。先々週には北アルプスの百名山を全て完登。そろそろ僕も「上級」クラスの道にチャレンジしてもいいんじゃないの???って大した技術も持ってないんだが・・・。
ちょっと元気が出たのでメガネからコンタクトに変身してサングラスをかける。よ~し出発だ。10時に鳩待峠に到着していたんだがなんだかんだで時刻は10時40分。毎度のことながら出発までに時間がかかるなぁ~。これじゃ下りてくるのは15時半くらいになりそうだ。30分もロスしてしまった。ちょっと焦りながら登山口へと向かった。