バスは富山に向けて走る。
23時45分、初めの休憩ポイント高坂SAに到着。
今回の山行は7月30日から8月2日までの4日間。この間の天気予報はなんと奇跡の4日連続の晴れマーク。降水確率は20%。いやー山登り人生11年。雨・ガス・吹雪に祟られ続け「ミスター大雨おとこ」を自称するまでにお日様との遭遇確率の低さには定評があったけど今回やっとこさ山の神様が僕に微笑んでくれた。めっちゃうれぱーるである。まぁ山だから午後から天候が崩れることはあるかもしれんがそれでもこの予報は涙が出るほどうれしかった。
いつものことながらバスの中では熟睡できない。途中で何度も目が覚めながらやっとこさいい感じになったところで車内の照明が明々と点灯した。
5時32分。うぃ~眠たい・・・。しかしあと8分で富山駅に到着である。「さぁ~て富山の町に挨拶だ」
とカーテンを少しだけ開けようとする。
「おはよう、富山さん」
すると・・・
「なんじゃ こりゃー!!!!!」
なんと外は雨であった。しかも時折雨脚が強まりバスの天井をたたく。あまりの意味の不明さに暫し思考回路が止まる。「ナンデ晴レ時々曇リデコンナコトニナッテルノ???」
全くの想定外の事態に寝ぼけたままの頭では現実をうまく受け入れられない。「ナンデナンデナンデ????」
そのまま富山駅に到着。どしゃ降りである。
誰もいないポートラムの乗り場。どしゃ降りだ。
地下道を通って南口のバス乗り場に向かうつもりが間違えて駅から遠ざかってしまった。どしゃ降りだ。
仕切りなおして南口にやってきた。どしゃ降りだ。
なんか駅前きれいになったな。どしゃ降りだ。
折立行のバス乗り場へと向かう。どうにもこうにもどしゃ降りだ。
折立行きのバス。もぉ~悪夢としか言いようがない。なんであの予報で雨が降るのよ???非常に困惑しながらもバスに乗り込んだ。
しか~しトイレに行きたくなったので席だけ確保してトイレに向かう。
地鉄の駅の中にあるトイレに向かう。
そういやそうだったな。つーかまだレイルウェイズで頑張ってんだな。
え~何これ???ヤフーの天気予報では晴れだったはずだぞ。
そんななんとも割り切れない思いでバスへと戻った。