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ぽんぽこブログおれ日記 シーズン3

東京暮らしも2年目に突入。忍び寄る40歳の壁に焦りながらも「まだいける!!!」と山にロードバイクに頑張る38歳。

2015 秋山山行 南アルプス 悪沢岳&赤石岳 其の9

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2015 秋山山行 南アルプス 悪沢岳&赤石岳 其の9

荒川小屋に到着。出発からおおかた5時間。そろそろ疲れが出始めた。
















あの岩岩の山の下を歩いてここまで来た。













 


赤石岳はあれか???遠いなぁ~。ひとまず水場に下り冷たい水をたっぷり詰めて小屋へと戻る。















 

荒川小屋!!!!
ん?何やら張り紙が・・・
















ここまで書くってことは今日はほんとのほんとに混むんだな。つーか赤石小屋も混むのか。こりゃもう逃げ場がないじゃないか・・・。
 まぁとりあえずしばし休憩。あの稜線から下ってきたわけだ。いや~素晴らしい。

いやいやほんとにいい景色だ。
小屋の横のテーブルの椅子に座り、地図を開いてこれからの行程を確認する。ここから赤石岳までのコースタイムは2時間半。予定でいえば13時ごろの到着となる。疲れたけどとりあえず赤石岳まではいかねばならん。隣に座ってる人が話す声が聞こえる。今日はここに泊まることにするとか言ってる。いいなぁ~。できれば僕もここに泊まりたいところだけど日程的にそれは許されない。今日中に赤石岳まで行かねばならんのだ。人生というのはうまくいかないなぁ。学生時代は時間はあるけどお金がない。サラリーマン時代はお金はあるけど時間がない。老後は時間もお金もあるけど体力がない。とか言いながら今は時間もお金もない。老後になったら時間もお金も体力もないかもしれない。う~む、体力の衰えを実感しつつある今日この頃。今の位のところで時間もお金も気にせず山に登りまくれればどんなに幸せな事か・・・なんて非現実的なことを思っていくうちに人は年老いていくのだろう。

というわけで20分以上休憩し10時31分、赤石岳に向けて出発。
















左手に大きくそびえる赤石岳???(小赤石岳???)を眺めながら気持ちのいいトラバース道を進む。

後ろを振り返る。ガスが湧いてきた。
 こっち側にもガスが。
トラバースを終えると今度はいよいよあの登りにさしかかるんだな。
















よぉ~し。登るぞ!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
    
 
 
 
ってあれに登るんだもんなぁ~・・・
  















ひっひっふぅ~と登っていくと大聖寺平に到着。「平」っていうくらいだからもっと平らなとこだと思ってた。
















時刻は10時58分。ここまで5時間44分。コースタイムは5時間15分だからすでに借金タイムは30分に・・・。
















こんだけ遅れが出てきてるということは電池が切れかかっている証拠である。この状態であそこに挑まねばならんわけである。














よし、行くぞ。


















うおりゃ~行け行けー!!!


















はぁはぁはぁ・・・。行くぞぉぉぉ~。

















ぜぇぜぇぜぇ・・・行くぞぉぉぉ~。

















後ろを振り返る。登ってるねぇ・・・。

















さぁ前を向くぞ。


















しかし・・・つらいのぉ~。


















く、苦しぃ~・・・


















まだまだ先は長い。人がミジンコみたいに見える・・・。













 



あの青空に向かって登る。


















う~む、でけーわ。この山。


















あ~苦しぃー!!!














 



そして心が折れた。このパーティーについて行こうとしたけどここで戦線離脱。思わず座り込む。皆さま、先に行ってください。














あーしんどい!!!疲れたぁ~!!!そんな僕には目もくれず皆さん黙々と登っていく。
    
    
    
    
    
    
    
    
    
その後もひーこら言いながらひと登り。ようやく登りきって稜線に出た。小赤石の肩である。ここでも思わずへたり込む。途中で追い抜いた3人組のじいちゃんパーティーに再び追い越されようやくここで追いついた。「ぶはぁぁぁ~」と座り込み「きついっすねぇー」という僕に「あんまり山登りはやらないの?」とじいちゃんパーティーの一人に聞かれた。「ちょいちょい登ってるんすけどね~」と笑顔で答えながらも結構グサッときた。心の中では情けないやら悲しいやらでノックダウン寸前だ。恥ずかしくて「これまで79座の百名山に登ってきました。」とか言えたもんじゃない。 




ふと目をあげると前方から団体さんがやってきた。

















一気に混み合ってきたので出発する。ガスに包まれたピーク。目指す赤石岳はまだ 1時間くらいかかるだろう。















振り返ると先ほどの団体さんで混雑中。

















疲れた体に鞭打ってふらふら歩く。













 


小赤石岳のピークが近くて遠い・・・。













  



ま、まだか・・・


















もう自分でもはっきりわかるくらいペースがガタ落ちである。もうコースタイムがどうこうというよりも何とかして赤石岳の避難小屋までたどり着かねばならん。













息も絶え絶え小赤石岳に到着。あと一息だ。




















あのガスの向こうのピークが赤石岳だな。たぶん。













 



さぁ行くぞ。ぶひぃ~体が重い。

















おっ、ガスが晴れた。あれが目指す80座目の百名山、赤石岳じゃー!!!













 


振り返る。なんかガスってきたなぁ。

















う~む、なんかガスってきたというよりもガスの中に突っ込んでいくような感じだな。

















うぬぬぅ~!!!再び登りか。
















 
てっぺんへと続く稜線。がんばれ、俺!!!

















最後はガレガレの岩岩か・・・














 
見えたー!!!あそこがてっぺんだ!!!
もう少し。もう少しだ。
















右手側はこんな感じ。ダイナミックな景観だ。そして・・・
  
着いたー!!!やっとこさ着いたよ、80座目の百名山。もう疲労困憊でへろへろのぷーですよ。
時刻は13時06分。出発から7時間52分。荷物が重いと全然だめだなー。コースタイムは7時間5分。47分遅れでついに80座目の赤石岳に到着。いやーよかった。最初はここまで来れるのか不安だったけど何とかこれたな。







 
 
 
 ふと見れば目の前に山小屋が。おぉ~あれは赤石岳の避難小屋ではないか!!!こんな近くにあるんだ。つーか山頂直下もいいところだ!!!本気で走ったら1,2分で着いてしまいそうだ。









 
 
 
 こちらは聖岳へ続くルート。昨日、バスで隣になったおっちゃんはこちらのコースを進んでいると思われる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
  
  
  
  で、山頂直下の小屋に到着。このロゴ、ネットで見たな。

















そして無事ゴール。時刻は13時14分。いや~疲れた。ほんと精魂尽き果てたわ。








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