沼田駅に到着しK籐と無事合流。その足で駅近くのトヨタのレンタカー屋で車を借りる。確かにK籐の車はあるんだが明日向かうのはあの悪名高き栗原川林道である。個人の車をボコボコにするわけにはいかんのでレンタカーを借りるのだ。ネットの情報ではやれ腹を擦るだのタイヤが切れる（パンクするではなくあくまでも「切れる」）だの恐ろしいことが書いてある。レンタカーならボコボコにしてもいいというわけではないがそこは皇海山のお膝元である沼田のレンタカー屋。電話でも皇海山に行くと伝えているのでちゃんと心得た車を用意してくれているのであろう。レンタカー屋に到着し受付がてら色々聞いてみる。やはり栗原川林道は相当やばい道らしく速度は20キロ以下で走るよう言われる。飛ばすとやはりタイヤが切れるらしい。タイヤというものは道路に接する部分は丈夫に作られているんだが側面は弱いらしく調子に乗って飛ばすと林道の尖った石（落石）で簡単に切れてしまうそうだ。で、ルートも僕が思っていたルートではなく反対側の利根からのルートを勧められた。距離は長いんだが道の荒れっぷりはまだマシなんだそうな。で、車の車体チェック。4ナンバーの軽のバン。4WDである。皇海山専用のボコボコのものが出てくると思ったら意外にもめっちゃ綺麗なのが出てきた。これはちょっとプレッシャーではある。というわけでK籐の車と僕の車との2台で出発。1台にまとめてもいいんだがやっぱ寝る時は広いほうがいいということで2台で進む。まずは風呂屋ということで林道方面にある温泉、しゃぐなげの湯へと向かう。
走ること４０分、シャクナゲの湯に到着
きれいな建物である。
昼前に風呂に入ったばかりなんだが数時間後にもう一回入る。まぁ風呂っちゅうもんは何回入っても気持ちがいい。
さっぱりした後はお約束のマッサージ機である。今回は僕の大好きな足つぼマシーン「明日香２」で足裏をぐりぐりされる。毎回ながら非常に痛気持ちのいいマシーンである。
その後は今宵のお宿、道の駅白沢に向かう。しゃくなげの湯の駐車場で泊まれればいいんだが営業時間が終われば追い出されそうなので移動する。２０時前に道の駅白沢に到着。酒やら飯を買おうと思ったがお店関係は閉まっていた。お風呂は開いていたけどお風呂で酒だの飯だのは調達できそうにない。ここに来る途中にスーパーがあったんだが調べてみると２０時で閉店するという。うひゃ～しくじったなー。仕方がないので近くにあるデイリーストアで酒とつまみと明日の食料などをじゃんじゃん買う。再び道の駅に戻りさぁ飲むぞというところで大雨が降ってきた。雷もピカピカ光る。閉店した店の外の軒下にテーブルとベンチがあるのを発見したのでそこで飲む。K籐とは２年ぶりの登山である。２年前は唐松岳から五竜岳まで縦走した。それまでは毎年夏休みに一緒に山に行ってたんだが去年は僕も東京に転勤になったりして結局一度も一緒に山に行けなかった。で、今回は会うのも久しぶりなのでお互い積もり積もった話をする。子供の話とか仕事の話とか。奴は９月に子供が生まれるのでそういう話とか。雷鳴轟く大雨の中飲んだり食ったり話してる間に時刻は２２時。明日は４時起きだ。というわけでひとまずお開き。久々の再会で結構楽しかった。
車に戻りらじらーを聞きながら寝に入る。車の屋根を雨粒が激しく打つ。明日は雨がやまんかなぁ～。晴れなくてもいいから雨は勘弁してほしい。
