さぁ75座目の百名山、苗場山への登りが始まった。一人なら熊にビビりながら登るんだが駐車場に停まってる車の数を見る限り今日は安心登山となりそうだ。
地面は雨を十分に含み張り出した木の根っこがよく滑る。正直あまり歩きやすい道ではない。ぬかるみと虫がすごいという情報は入手してたけどぬかるみに関しては確かにそれっぽい。
歩き始めてしばらくすると雨が降り始めた。う~む、やっぱりきたか・・・。下の方は ぬかるみ対策で履いてたけど上の方は着ると暑そうなので行けるとこまで行ってみる。しかし「こりゃあかんわ。」あっという間に本降りになり観念してザックからレインジャケットを取り出した。
出発から24分、4合目に到着。
雨は降り続く。道はところどころ情報通りのぬかるみに。
う~む、沢みたいになってきたぞ。一昨年の吾妻山を思い出すな。
出発から53分、5合目に到着。レンズに水滴が・・・。ここから先の写真は雨がやむまでこんなのが続く。
沢ですな。
こんなところもある。ここはロープに頼らず左側を通過すれば楽に登れる。
1時間25分で6合目へ。まぁ虫はいるのはいるんだが別にどうってことはない。虫よけネットの出番もなし。
相変わらず上から水が流れてくる。
鎖場もある。まぁなくても登れるけど。
つ~ゆの苗場はさらさらゆくよ♪♪♪
梅雨の時期の苗場はずっとこんな感じか。つーかあれだな、梅雨でも夏でも雨が降ればこうなっちゃう土壌なんだな。
10時30分、坪場に到着。所要時間は2時間2分。コースタイムは2時間40分。まずまずだ。
ここから湿原歩きが始まる。
かろうじて雨は止んだ。でも晴れてたら最高の景色なんだろうな。
ガスの中、ツアーっぽいパーティーとすれ違う。
赤倉山との分岐。
先行者がガスに霞む。
9合目~。
残雪を踏んでいく。
岩がごろごろの歩きにくい道。
それを越えると再び高層湿原。
ガスにけむる池塘。
湿原に咲く花々。癒されるわ。
赤湯との分岐。右に行くと赤湯。苗場の山頂は右へと進む。
いつも花の名前を覚えたいな~って思うけど言うだけでなかなか覚えてない。次は本をもって登ろうかな。
あとから知ったんだけど苗場山は花の百名山でもあるようだ。
雪田を渡る。ガスってて向こう側が見えない。
もう沢というより小川だな。
たくさんの池塘が広がる。晴れてたらなぁ~と悔やんでもこの天気は予報通り。残念!!!
残雪の中に存在感のあるケルンが。ガスってる時はあのようなケルンは心強い。
山頂のヒュッテの下の道。もう池ですよ、これ。
しかたがないのでバシャバシャと進む。
11時18分、75座目の百名山、苗場山山頂に到着。樹林に囲まれた・・・つーか湿原の中の山頂だ。台地の中の山頂なのでてっぺん感はない。八幡平や西吾妻山みたいな感じだ。
コースタイム3時間30分に対し2時間50分で登頂。コースタイムの8掛けということで順調に登りきった。
視界もないので少々手持無沙汰な山頂でうろうろした後、山名標をなでなでして山頂をあとにした。