越後湯沢に到着。
この駅も来週には乗降客が激減するのだろう。一番線から特急が発車することはなくなる。
ホームで撮影。
「スノラビ」ことスノーラビットエクスプレス
もう見れなくなるんだな。
表示が「越後湯沢」行きのまま。まぁそのうち「金沢」に変わるんだろうが。
JRの列車と三セクの列車が連結されてる風景も昔話になる。
北越急行ができた時からこうなることはわかっていたけど
この風景が消えてなくなるというのは寂しい。
言葉が出ん。こんな立派列車がなくなり超高規格の軌道が山間の閑散路線にさせられてしまうとは。
一通り写真を撮り車内に入る。もしかしたら超満員かもと思い水上駅で指定席を取ったけど車内はこんな感じ。ちなみに意外にも自由席でも座れた。でもゆったりと過ごしたいのでこれでよかったと思う。
14時39分、列車は金沢に向けて出発。当初は筒石でトワイライトを見るための直江津までの記念乗車的な意味合いだったが今は市振での撮影のためという立派な意味がある。直江津よりも先、糸魚川までこれに乗らないと市振でのトワイライトの撮影に間に合わない。18きっぷの旅人が別払いで別会社の運賃と料金を払う意義が生まれたわけである。
六日町からほくほく線に入る。
沿線は日本有数の豪雪地帯。解け残った雪や屋根から落ちた雪が
家の二階部分にまで迫っている。
集落を抜けると
雪原が広がる。
ほんと雪深い。
雪原の中に「撮る」人の姿が。鉄ちゃん魂を感じるな。
列車は十日町の町なかへ。2年前の正月に来た時にはこんな奥まったところにこんなちゃんとした町があるのに驚いた。
ふと気が付くと雪が全くなくなっていた。今朝早かったのとあまりの乗り心地の良さに不覚にも気絶してしまっていた。時間にしてわずか15分。超快速で駆け抜けるはくたかにかかればわずか15分で季節が冬から春へと変わる。いやー速い。つーか寝ちゃだめじゃねーか・・・。
この辺りは写真を撮るのに好都合な場所だ。
「撮る」人々多し。
あっちにもこっちにも。
そしてあっという間に犀潟に。ほくほく線の旅が終わった。つーか気絶していた15分が悔やまれる。もぉ~何のために高い金を払ったんだか・・・。
ブルボンの工場。新潟って感じだな。
直江津に到着。越後湯沢を出るとほくほく線の駅には一切止らずここまでノンストップ。距離にして80キロ以上もノンストップだ。評定速度は時速100キロ以上。このはくたか14号は十日町をもすっ飛ばす。ほくほく線の車両でありながら自分のところの線内は通過するだけ。線内には踏切も一切ない。徹底した都市間の連絡線である。そしてもうすぐ「連絡線であった」となる。
ホームには駅撮りの人々が
ホームの先端にも「撮る」人々。高校生かな?みんないいカメラ持ってんな。僕が高校生の時は「写ルンです」だった。でも駅撮りでは三脚の持ち込みはご法度だ。ルールは守ろう!!!
そして列車は糸魚川に到着。
途中で不覚にも気絶してしまったが最初で最後のはくたかの旅が幕を閉じた。