列車は函館に到着。ぶっちゃけ眠くて仕方がないがここに着いたら何が何でも外に出ねばならん。機関車の交換である。眠い体にむち打って最後尾に走る。
まだDD51は来ていない。
アップ!!!
そしてDD51がやってきた。ここは動画で撮ったため写真は無し。
無事連結完了!!!
まだ赤いテールライトが点灯している。何度もこの場には立ち会ってるけどこれって片っぽだけしかつけないんだな。今回初めて気がついた。
函館での機関車付け替えを見るのはこれで最後だ。帰りはスーパー白鳥である。初めて北海道に来た22年前はここから快速ミッドナイトで札幌を目指した。そして快速ミッドナイトがなくなってからはこのはまなすにずーっと御世話になっている。
最後の函館の夜を全力で堪能する。
来年からは多分ここへは来ないだろう。
いや、やっぱ来るかも。夜行バスに乗るために。
しかしその時の函館駅はただのローカル線の駅へと成り下がっているかもしれない。
新幹線効果で観光客が一時的に増えるかもしれないけど
それが持続できるかというと難しいんじゃないかな。
僕は貧乏旅が好きで38歳にもなってこんなことをしてるけど
この列車がなくなったらここに来る理由がなくなってしまう。
夜行列車が醸し出す旅情あふれる風景は絶滅だ。
サンライズとか電車型の夜行列車は残ってもコストのかかる客車型は全廃だ。
JR各社でクルーズトレインの運行が盛り上がりそうだけどあれはやっぱり観光列車であって作り物の感じがする。それまでの夜行列車の醸し出す旅情ってもんはあれでは出せないと思う。
最前列ではED79が切り離されていた。
はぁ~・・・。この姿を見るのもこれで最後か。
このヘッドマークともこれでお別れだ。
寂しいな。
でも最後にこうやってお別れ乗車ができてよかった。廃止が決まっても時期によってはお別れ乗車もお別れ撮影もできず忸怩たる思いで最終日を迎えることなんてことはざらにある。
発車の時間が迫り皆さん自分の車両へと戻っていく。
僕も車両へと戻り列車は札幌に向けて動き出した。最後の函館の夜をしっかりと心に刻み込んだ。