三江線がとうとう廃止の方向へと舵が切られた。来るべき時が来たかという思いとともにここ最近のJR北海道の大鉈振るいやJR九州の指宿枕崎線の廃線検討など正直もうやる気をなくすというかなんというか言葉にできん忸怩たる思いがある。昨今のローカル線切りは鉄ちゃん的にも「もう鉄ちゃんやめようかな」ってくらい鉄道の旅の魅力が奪われていく。なんかもう新幹線開通とかでJRがずたずたに分断され、末端のローカル線が災害とかで運休→そのまま廃止という窮地に追い込まれ、災害とかなくても赤字だからと廃止される。まぁ企業なんだからという理屈はわかるけど公共交通ではあるわけだし鉄道ファン的にはなんとか残してもらいたいんだが現実は厳しい。一般道の整備や過疎化なんかですでに鉄道というものは役目を終えて過去のものとなってしまうのかね、大都市以外では。
今回の三江線なんかは山陽と山陰を結ぶ陰陽連絡線って役割を・・・果たしてないな。全通した時からほとんど。でもこれを潰すと山陽と山陰が切れちゃうんだよね。いいのかそれで？？？まぁ高速バスがビュンビュン走ってるからいいのかもしれん。じゃあ地域のローカル輸送という観点からはいいのかそれで？？？そもそも地元じゃみんな車に乗るからいいのかもしれん。子供と老人は代替バスで十分こなせる需要しかないから別にいいのかもしれん。しかし鉄道ファンからしたらそれでも残してほしいのだ。昔の鉄道の路線図を見ると日本全国を毛細血管のように鉄道網が張り巡らされていた。それが今ではどうだろう。実に寂しすぎるほどに線路はめくられまくってしまった。５０年前の時刻表を持ってるけどまぁ眺めてるだけでワクワクするような中身である。このままいくと利益の上がらないところは廃止されてゆくゆくは新幹線と大都市近郊しか路線は残らないんじゃなかろうかと思う。正直、地方のほうだとバスでダメな理由というのが見当たらない。でもね、１８きっぷで全国を旅して、百名山を目の色を変えてピークハントしていくように全国各地のローカル線を乗り潰していった人間的にはこういうのは困るだけじゃなくてとても寂しいのだ。かつての大幹線が新幹線の開通とともに３セク化され気動車に転換する。３セクで残れるならまだいい。そこから派生する江差線みたいな盲腸線はそのまま廃止とされてしまう。寂しいねぇ。まさか県庁所在地を走る北陸線があんなぶつ切りの路線になってしまうなんて昔の人は想像もしなかっただろう。はぁ・・・。時代の流れと言われればそれまでかもしれんがもう言葉が出ませんわ。
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2017　撮ってきました三江線其の１其の２
2017　乗ってきました三江線其の１其の２其の３