６月２７日。朝５時１５分起床。６時前に家を出た。外は霧雨が降っている。傘を出そうかと思ったけどザックの底に沈んでいるので億劫になってやめた。地味に濡れながら田町の駅に向かう。ネットで調べたところによると７時のスーパーあずさ乗るには６時２８分の山手線に乗らねばならぬ。しかし指定が取れなかったので少し早めにいかねばならん。是が非でも席を確保して甲府までは眠って行きたい。確か一本前は６時２０分発。最悪でもそれに乗ろう。
途中駅近のコンビニで食料を調達。レジは一つしか開いておらずもう一人のバイトのにーちゃんは品出しをしている。「もぉ～早くしてくれや！！！」と焦りながら会計が終わったのは６時１５分。どぉぉ～あと５分しかないやんけ！！！
ダッシュで駅に向かい改札をくぐり抜ける。時刻は６時１９分。「まにあった～」
しかし「へ・・・？？？」　なんと電光掲示板には「6：28」の文字が。「なんじゃこりゃ～！！！」　　
実は６時２０分発というのは内回り電車の時間であった。ネットで調べた時に出てきたのが６時２０分の電車だったんだがよくよく考えてみるとそれは浜松町で下りて大門から大江戸線で新宿に向かうルートであった。「う～む、しくった！！！」
つーか天下の山手線とはいえ土曜日の６時台だと１０分くらい電車が来なかったりするんだな。その間に京浜東北線は２本の電車が発車していった。
結局ギリギリの６時２８分の電車で新宿に向かう。６時５０分、うとうとしていたら電車は新宿に到着。急いであずさの待つホームへと向かう。
 ホームには山の格好をした人たちがうろうろしている。これはやばい。自由席へダッシュすると２人掛けの通路側に空席を一つ発見。「ここいいですか？？？」と聞くとスーツ姿のにーちゃんが「はい」と嫌そうな顔で返事をした。車内は発車時間が迫るごとにどんどん人が増えてきて立ち客多数。僕もあとちょっと遅かったら通路で立つ羽目になっていた。
というわけで列車は松本に向け出発。次の停車駅は立川である。すると「げげっ！！！」なんとここからも自由席に大勢の人たちが乗り込んできた。車内は戦後の買い出し列車さながらの混雑ぶりである。（乗ったことないけど）
その後八王子でも野て来る人がいて「指定席の通路にも別れてください」と車内アナウンスが入るほどのありさま。恐ろしや、スーパーあずさ１号！！！次に乗ることがあれば絶対に指定席を取っておこう。しかし大月まで来るとゴルフの人とか結構な数の人が下車。大月から乗ってきた人もいたけど車内の立ち客は随分と減った。その後再びうつらうつらしてたら列車は甲府の手前まで来ていた。所要時間は１時間半ほどなんだがあっという間だな。山の格好の人たちはみんな松本まで行くのかなと思いきや甲府で下りる人もやはりいた。さすが北岳、鳳凰山の玄関口の駅である。
駅前のバス乗り場には 行列が。まぁこれくらいなら十分座れるな。













 
 
で、広河原行のバス登場。車内で切符を買うんだがみんな広河原買っている。結局夜叉神まで買ったのは僕一人だった。
９時。バスは広河原に向け出発。車内では周りの人たちのおしゃべりが耳に入ってくる。ほとんどの人が北岳で残りの一人が広河原で北沢峠行きのバスに乗り換え長衛荘に行く模様。広河原では北岳の開山祭が行われるらしいんだが長衛荘でも何かの催し物があるらしい。



 天候の方は曇り。電車の中では日が差してるところもあったけど甲府はかろうじて雨は降っていないという感じだ。山の方を見てみるとどこも上の方はガスがかかっている。晴れなくてもいい。降らんといてくれ～！！！

そしてバスは夜叉神に到着。ガスガスである。
















 
ここから先はマイカー規制がかかっている。












 
 
 
 
 
ぬぬ～。やっぱいるのね・・・。














バスから降り準備をする。トイレに行きメガネマンからコンタクトマンに変身する。甲府の駅でバスを持ってる間にやっときゃ良かったんだが順番待ちで並んでたからできなかった。

というわけで１０時２５分。７４座目の百名山、鳳凰山への戦いがスタートした。